→「三岐鉄道の全線乗りつぶしの旅①<北勢線編>」の続きです(^^)
三岐鉄道北勢線で、ナローゲージの魅力を存分に堪能した後は、桑名駅から近鉄に乗って近鉄富田駅へ・・・。
三岐鉄道三岐線は、近鉄富田駅の名古屋方の2番線の向かいの3番線のホームから発着しています。
三岐線では、大手私鉄に在籍していたさまざまな車両が活躍していますが、今回乗車したのは、以前西武鉄道で活躍していた三岐鉄道801系電車。
最後尾の席に座って、出発進行です(^^)
電車は民家やビルが立ち並ぶ街の中を抜けて、のんびりとした雰囲気の郊外へ。
途中、東藤原駅ではED45形の重連や、大量の貨車が留置されていて・・・あぁ、撮影したかったなぁ(泣)
再度の来訪を心に誓いつつ、電車は夕暮れの中をひた走り、終点西藤原駅に到着。
西藤原駅は保存車両や広場などがあり、駅舎もこのとおり凝ったデザインとなっています(^^)
残念ながら、到着した時間が遅くて、保存車両や広場を楽しむことはできませんでしたが、こちらもまたゆっくりと時間を取って再訪したいものです。
そして、秋の日は釣瓶落とし・・・。
月の光に照らされる山間の小さな駅の風情を味わいながら、虫の音を楽しんでいると・・・。
遠くから電車のモーター音が近づいてきて、レトロな顔立ちの三岐鉄道101系が到着。
これだけでごはんが3杯おかわりできるくらい、鉄道好きにはたまらないシチュエーションです(笑)
この三岐鉄道101系も、もともとは西武鉄道で活躍していた車両ですが、隅々まで丁寧に整備がされていて、大切に使用している様子が伝わってきます。
そのまま乗り込んで、近鉄富田駅まで1時間ほどの行程を楽しんだわけですが、鉄道に酔いしれた後は、お酒にも酔いしれたいなと思っちゃったりなんかして・・・(笑)
近鉄富田駅から徒歩3分のところにある「食酒工房ときや」に立ち寄って、さらなる旅の余韻を味わうこととします。
まずはお決まりの生ビールを、グッと喉に流し込んで・・・秋の空気で乾いた喉に、黄金の液体がキラキラと染み渡ります(^^)
今年は値段が高くて、まだサンマを食べてないなぁと・・・思い切って、サンマの塩焼きを注文。
初物のサンマの身をほぐし、しょうゆを垂らした大根おろしとともに、ちびりちびりと大切に箸をすすめまして・・・。
ほら、この通り。猫ちゃんも真っ青のいじましい食べ方です(笑)
ビールの後は、三重県の地酒の「天遊林」や「酒屋八兵衛」を空けつつ、笑顔の絶えない大将や常連さんに色々と声をかけていただいたり、三岐鉄道ネタを伺ったりと、楽しいひとときを過ごせました。
おつまみの白子と海老団子もおいしかったなぁ・・・大満足です(^^)
今回、三岐鉄道にお伺いしてみて感じたのは、運転士さんや駅員さんをはじめ、どの職員の方々も気立てがよくて、サービス精神に富んでいるなぁということです。
阿下喜駅のホームでビデオカメラをいじっていたら、元近鉄で活躍されていた運転士さんが気軽に声をかけてくださって「アーバンライナー」の一番列車を運転(!!)した時のことを話してくれたり、駅員さんが無人駅での切符の受け渡し方法について、ひと声かけてくださったり・・・。
そのようなひと声やシチュエーションに温かみが感じられて、ほっこりとした気分で過ごすことができました。
ナローゲージの車両や重連の貨物(←今回は無念)の運行も魅力的ですが、乗客のことを大切にしている職員の皆様のご対応は、三岐鉄道の大きな魅力だなぁとしみじみ感じさせられました。
「三岐鉄道」がくれた、素敵な時間に感謝・感謝です。