こんにちは。わたみちです。
近鉄20000系の観光特急「しまかぜ」に乗って賢島まで行ってきました。
「しまかぜ」は近鉄名古屋駅・大阪難波駅・京都駅と、三重県の伊勢志摩にある賢島駅の間を結ぶ観光特急で、今回は近鉄名古屋駅から乗車することに。
せっかくなので、先頭車の展望車両の一番前の席に乗りたいと思いまして・・・。
予約開始日の1か月前の朝に近畿日本鉄道の「インターネット予約・発売サービス」のホームページを開いてスタンバイ。
10時25分から待ち構えて、発売スタートの10時30分になったら速攻で入力したのですが、入力が終わった時には既に予約済みの表示になっていて大ショック・・・さすがに倍率高いのね(泣)
でも、すぐに気を取り直して最後尾の展望車両の一番後ろの席をゲット!!
うん、去り行く景色を眺めながら、ゆったりと旅を楽しむのが、大人の余裕ざますからね(←負け惜しみ・笑)
当日は気持ちの良い快晴となり、春らしい陽気に包まれながら近鉄名古屋駅へ向かいます。
地下のホームに到着すると、事故の影響でダイヤが大きく乱れているとのアナウンスが・・・。
お仕事なら焦るところですが、今日はプライベートモードなので、あわてない、あわてない(笑)
次々とホームに入線してくる、さまざまな近鉄列車の動画を撮影しながら「しまかぜ」の発車予定時刻まで過ごします。
そして、発車予定時刻を少し過ぎた10時32分。軽やかなテーマソングがホームに流れる中、「しまかぜ」が5番ホームに入線してきました。
ホームにいた一般の乗客たちも、みんな「しまかぜ」を一目見ようと5番ホームに集まってきて、すごいにぎわいです(笑)
定刻より20分遅れで、賢島行きの特急「しまかぜ」は出発進行~♪
展望車両のプレミアムシートには、柔らかな本革が使用されていて、ゆったりとした座り心地は3秒で眠りにつけそうな気持ちよさ(笑)
近鉄名古屋駅を出てから、しばらくするとアテンダントさんが「記念乗車証」と「おしぼり」を渡してくれて・・・展望車両の見晴らしの良さにもご満悦(^^)
プレミアムシートの座り心地の良さを十分に確かめながら、一息ついたので車内探検&カフェ車両にレッツラゴー!
1号車と6号車の展望車両は、床を72センチ高くしたハイデッカー構造で、見晴らしの良さはバツグンです。
近鉄20000系は、2014年の鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞しています。
ルンルン気分で4号車のカフェ車両に到着。タイミングよく1席だけ空いていたので、ここぞとばかりに座って注文することに・・・。
せっかくのお休みなので、昼間からビールなんぞを頼んじゃったりして・・・(笑)
「しまかぜ」限定ラベルのクラフトビールと、ミックスナッツを注文。
クラフトビールは「クラフトビール醸造所 大和醸造」で製造されたもので、セゾンとペールエールの2種類が販売されています。
ここではセゾンを注文しましたが、柑橘系を思わせるような華やかな香りに包まれて・・・しまかぜコースターもいい感じです。
気分よくクラフトビールを空けて、ほろ酔い気分で席に戻って列車の心地よい揺れに身をまかせ・・・。
しばらくすると、線路は大きなカーブを描いて、伊勢中川の分岐点を通過します。
緑かがやく田園風景と、分岐点のカーブを堪能したところで・・・いよいよ本命のお楽しみ(笑)
先ほど、カフェ車両で購入しておいた「しまかぜ弁当」をオープン!
「しまかぜ弁当」は、近鉄名古屋駅と難波駅で取り扱う業者さんが異なっているため、その内容も違うようですが・・・私が今回いただいたのは「松浦商店」さんの幕の内弁当です。
どのメニューにも、キラリと光る工夫が施されていて、手の込んだ品々。個人的には牛肉の炒め煮と蓮根天ぷらがイチオシでした。
そのおいしさといい、品数といい、お酒のつまみにピッタリ・・・。
ということで、お弁当と一緒に2本目のペールエールのクラフトビールもいただいちゃいました(笑)
近鉄名古屋駅を出発してから約2時間。ちょっぴり名残惜しい気持ちを残しつつ「しまかぜ」は終点の賢島駅へ到着。
本革のプレミアムシートで、列車の心地よい揺れに身を任せながら、いっぱい食べて、いっぱい飲んで・・・鉄道好きにとっては、天国のような時間でした。
若い頃のように「青春18きっぷ」で、ハードに路線を乗り倒す旅も捨てがたいけれど、ちょっぴり奮発して楽しむ「大人の旅」もいいものだとしみじみ(笑)
「乗ること自体が楽しみとなる、プレミアムなひととき」という「しまかぜ」のコンセプトを、十二分に楽しませていただいた一人旅。
「しまかぜ」がくれた素敵な時間に感謝・感謝です。