→「ついでの東京探訪記②<トレインビュールーム編>」の続きです(^^)
2日目のお仕事を終えてから、しっかりと田端の街で飲み明かして、ぐっすり眠って「ホテルB4T田端」のトレインビュールームで迎えた3日目の朝・・・ちょっぴり二日酔い。(笑)
ふらふらと田端駅前の「名代富士そば」に足を運び、紅生姜天そばの大盛を注文。
優しいお味のお出汁にひたった紅生姜天の刺激が、心と身体に染みわたります。(^^)
少し頭が目覚めたところで、シャワーを浴びて身支度をしてホテルを後に・・・。
さらば「ホテルB4T田端」よ・・・また東京に来たときは泊まりに来るからね~!!
そのまま、山手線で東京まで出て、コインロッカーに荷物を預けた後に、上野東京ラインに乗って大宮駅へ。
そう、今日は愛しのあの人(?)に会いに、大宮市にある鉄道博物館に向かっているのです。
鉄道博物館に伺うのは初めてですが、大宮駅の構内には「てっぱく通り」なんてありまして、すでに鉄道博物館の一部と化しています。(本当はニューシャトルで一駅分は離れているんですが・笑)
大宮駅の構内には、鉄道グッズのお店「RAILYARD」もあったりして・・・鉄道博物館に行く前に、散財してしまいそうなので、お店の中を一周だけ低速で通過して、鉄道博物館行きの本線へ戻ります(^^)
鉄道博物館へは、大宮駅からニューシャトルに乗って一区間で到着。
来たよ!来たよ~!!鉄道博物館!!!(^^)
テンションが上がり、ワクワクしながら入館すると、入ってすぐの場所に愛しのEF58 61号機が展示してあるじゃないですか!
まだ私が小学生の頃、このEF58 61号機(以下ロクイチ)は、よく団体臨時列車を牽引して中京圏内まで訪れていたんですよね。
そんな姿を一目見ようと「鉄道ファン」誌の団体臨時列車の掲載情報を見て、ワクワクしながら線路際で待っていて・・・。
遠くに「ため色」のロクイチの姿が見えた時の興奮といったら、それはもうスーパースターに会った時のような感激でした。
サロンエクスプレス東京を牽引している時の編成美や、メモリアルトレインの「つばめ」と「平和」でブルーの14系客車を牽引する姿は、30年以上経った今でも、脳内にまざまざと思い浮かべることができます。
そのころは、コンパクトカメラで写真を撮っていたのですが、興奮しすぎて写っているのは豆粒のようなロクイチばかりだったのも、今となってはいい思い出です。
そんな思い出深いロクイチに再び会いたくて、ずっと鉄道博物館に来るチャンスをうかがっていたのですが・・・いざ前にすると、うれしくて震えちゃいます(^^)
きれいに磨き上げられたロクイチの姿を愛でるように眺めた後に、思い入れを込めてゆっくりとワンショット。
ロクイチ、本当に会えてよかった(^^)
たっぷりとロクイチとの再会を果たした後は、36両の車両が展示されている「車両ステーション」に向かいます。
鉄道博物館は、14800㎡という広大な展示面積の中で「車両」「歴史」「仕事」「科学」「未来」の5つのステーションに分けて、車両を含めた、鉄道に関する展示を行っています。
181系と485系のボンネット車のそろい踏み。往年の上野駅とか味わい深かったんだろうなぁ。
ひさし付きのぶどう色2号の塗色で人気があったEF58 89号機。
20系あさかぜの行先表示。ただただシブい(^^)
EF55 1号機の通称は「ムーミン」。展示の照明のキラキラがノスタルジックな雰囲気を醸し出してくれています。
車両の展示だけではなく資料類や展示パネルも豊富で、丁寧に見ていくと一日ではとても回り切れません(^^)
広い館内を歩き回っていたら、いい具合にお腹が減ってきたので、ちょいとここらで「食べ鉄」モードを発動して・・・。
せっかくなので、食堂車をテーマとした「トレインレストラン日本食堂」でお昼ごはんを食べることにします。
これはまさに、寝台特急の食堂車の雰囲気・・・といっても、実は私はブルトレの食堂車で食事をしたことがなく、今となってはそれが本当に悔やまれます。
展示してある南正時さんの素敵な写真を拝見しつつ、今回は「食堂車のビーフカレー」と「赤ワイン」を注文。
ひとり脳内で「ルネッサ~ンス」と乾杯をして、赤ワインをグビグビと飲んでおかわり・・・その後に、牛肉の旨味とスパイスの効いたおいしいカレーをいただきました。(笑)
各種の運転シュミレーターもあるのですが、今回は予約をしていなかったので、残念ながら見てるだけ・・・。
申し込みは抽選のようなので、次に来るときは気合を入れて申し込むことにします(^^)
調子に乗って赤ワインを飲みすぎたせいで、館内を回っているうちに、酔いも回ってしまいまして・・・新幹線を見ながら軽食を楽しめる「ビューレストラン」でひとやすみ。
冷たいカルピスを飲みながら、窓の外の新幹線を眺めるのは何ともいい気分です。
酔いさましに展望デッキでぼんやりしたり、E5系の2階建て新幹線の展示を見にいったり・・・そういえば、10年くらい前に、インタビュー調査のお仕事の時に、E5系の2階に乗車して新潟まで行ったなぁ。
EF58 61号機に会いたくて、はるばる鉄道博物館にやってきましたが、色々な展示車両を見ていると、なんだか胸の奥が切なくなるような懐かしさを感じたりして・・・。
よくよく考えると、鉄道博物館に展示されている車両って、自分が幼稚園や小学生の頃に読んでいた鉄道関係の本や雑誌に掲載されていた車両ばかりなんですよね。
その頃は、まだ自分だけでは旅に出ることはできなくて、いつかは見たり乗ったりしたいなぁと思い、憧れと夢を膨らませながら、本を眺めていた幼い自分・・・そんな自分の姿も一緒に思い出すから、ちょっぴり切ない気持ちになるのかもしれません。
今では、時間とお金が許せば、自分一人で日本のどこに行くこともできますし、会いたい車両や乗りたい車両を自由に訪ねることもできて・・・大人って大変だけど、やっぱりいいものだなぁとしみじみ感じています。お酒も飲むことができますしね。(笑)
今回はお仕事の「ついで旅」でしたが、こんな楽しみ方もありだなと、つくづく感じた3日間でした。
素敵な出会いに感謝・感謝です(^^)